院長ご挨拶

2025年4月
(令和7年4月)
東埼玉病院 院長
尾方 克久
この度、2025(令和7)年4月1日に第10代院長を拝命いたしました。
当院は、1944年に傷痍軍人埼玉療養所として創設され、1945年に国立埼玉療養所、1974年に国立療養所東埼玉病院と改称された後、2004年に独立行政法人に改組され現在の国立病院機構東埼玉病院となりました。昨年9月に創立80周年を迎えることができました。これもひとえに、当院をご利用くださっている患者さん方や、ご支援いただいている関係各位のお蔭と、心より感謝申し上げます。
80年の歴史を通じて、当院では他の設置主体では体制整備や実施が困難な分野の医療に取り組んでまいりました。創設当初以来の結核診療に加え、回復期リハビリテーション(1957年脳卒中後遺症受入開始)、筋ジストロフィー(1970年筋萎縮症病棟設置)、重症心身障害(1977年重症心身障害病棟設置)、神経難病(1983年診療受入開始)、エイズ(2004年治療中核拠点病院指定)、リウマチ・膠原病(2012年診療開始)といった分野に取り組んでおります。
創設以来一貫して、「治す」ことと「癒す」ことの双方を提供し、療育や生活にも目を向けた医療が行われてきました。診療分野が限られてはおりますが、これからも患者さんに寄り添い、日常を支える医療を提供する病院であり続けたいと考えております。
今後とも、変わらぬご支援とご鞭撻を賜れますよう、お願い申し上げます。
2025(令和7)年4月1日
国立病院機構東埼玉病院 院長
尾方 克久