スマートフォン向けサイトに切り替える

院長ご挨拶



2022年5月
(令和4年5月)


  東埼玉病院 院長

     太田 康男


 国立病院機構東埼玉病院は、昭和19年に傷痍軍人埼玉療養所として創設された伝統ある病院です。結核療養所としてスタートし、結核患者の減少に伴い、筋ジストロフィー、重症心身障害等の療養医療を加えて参りました。さらにはその時々の地域のニーズに合わせて、内科系、外科系の診療科を開設してきています。


 当院が現在主として行っているのは、セーフティーネット系の医療です。すなわち、神経筋難病、重症心身障害、結核、HIV感染症の患者さんに対する医療や療養の提供を行っています。これらの分野は、今後も当院の医療の柱であることに変わりはありません。これに加え、地域の医療を支える呼吸器疾患、リウマチ膠原病、回復期リハビリテーション等の診療も精力的に行っています。また今後は総合診療も発展させていく所存です。蓮田市などの地元の自治体や地域の医療関係者の方々からの御指導を賜りながら、今後も地域で愛される病院であり続けられるよう努力して参ります。


 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が始まって3年目に突入しました。令和3年度は、デルタ株やオミクロン株による大きな流行が次々に起こりました。当院では新型コロナウイルス感染症の診療開始当初から、来院される患者さんに安心かつ安全な医療を提供できるように、感染患者さんと一般の患者さんとの動線を分離して診療にあたってきました。新規入院患者のスクリーニング検査や職員の健康管理も徹底して行っております。新型コロナウイルス感染症は、少しずつ終息に向かっているとは思いますが、もうしばらくの間は新型コロナウイルスと共存して生活する必要があります。


 当院の理念に掲げているように、今後も質の高い安全な医療を提供するとともに、患者さんを中心とした医療の推進に努めて参ります。今後とも引き続き御支援をよろしくお願い申し上げます。



令和4年5月1日
独立行政法人国立病院機構東埼玉病院
院長  太田 康男


■過去のご挨拶

PCサイトに切り替え
ページトップへ戻る

Copyright © National Hospital Organization Higashisaitama National Hospital All Rights reserved.