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令和2年を迎えて(院長ご挨拶)



2020年1月
(令和2年1月)


  東埼玉病院 院長

     正田 良介


 新年明けましておめでとうございます。
 昨年も東埼玉病院の仕事にご理解・ご協力を頂きありがとうございました。


 昨年9月には、「地域医療構想協議会で具体的な対応の再検証を要請する公立・公的医療機関」424 病院の一つにリストアップされてしまいご心配をおかけしています。東埼玉病院は主に慢性期の専門医療を提供してきた病院ですので、高度急性期・急性期の物差しで測ると、実績が少ないとされてしまったことも仕方が無いことかもしれません。そのような状況でも、各方面の多くの方々から当院への理解の言葉や多くのアドバイスなどを頂けたことは、励みとなりました。今年の早い時期に、地域医療構想協議会の場で当院の現状をきちんと説明して対応していく予定です。ただ、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。東埼玉病院は今までの医療をきちんと継続していきますが、継続のためには、周囲の理解を得ながら社会に適応して病院自身も正しく変わっていかなくてはいけないと考えています。


 東埼玉病院は、セーフティネット系医療(民間など他の設置主体の医療機関では行えない、あるいは、行わない医療)の中でも、主に神経・筋難病、重症心身障害児・者、HIV 感染症、結核の診療に長年関わってきました。これらの診療を高い質で継続するためには、それを支えそして地域にも貢献できる一般呼吸器科、リウマチ・膠原病科、リハビリテーション科、総合診療科、外科などが必要です。病院の全ての職種の職員が、地域の医療機関や看護、介護施設や多くの関係者のみなさんと連携しながら今年も仕事を行っていきます。そのような小さな積み重ねが、この地域での(住み慣れた地域で最後まで自分らしい人生をつづけられるようにするため、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する)地域包括ケアシステムを実現に近づけるために必要なことと信じています。



 本年も東埼玉病院をよろしくお願いいたします。



独立行政法人国立病院機構東埼玉病院 院長
正田 良介


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