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院長ご挨拶



2023年5月
(令和5年5月)


  東埼玉病院 院長

     太田 康男


 国立病院機構東埼玉病院は、昭和19年に傷痍軍人埼玉療養所として創設された伝統ある病院で、来年(令和6年)に創立80周年を迎えます。結核療養所としてスタートし、結核患者の減少に伴い、筋ジストロフィー、重症心身障害等の療養医療を加えて参りました。さらにはその時々の地域のニーズに合わせて、内科系、外科系の診療科を開設してきています。


当院が現在主として行っているのは、セーフティーネット系の医療です。すなわち、神経筋難病、重症心身障害、結核、HIV感染症の患者さんに対する医療や療養の提供を行っています。これらの分野は、今後も当院の医療の柱であることに変わりはありません。これに加え、地域の医療を支える呼吸器疾患、リウマチ膠原病、回復期リハビリテーション等の診療も精力的に行っています。また今後は高齢化社会を見据え、総合診療や消化器、循環器疾患に対する医療もさらに発展させていく所存です。蓮田市などの地元の自治体や地域の医療関係者の方々からの御指導を賜りながら、今後も地域で愛される病院であり続けられるよう努力して参ります。


新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が始まって3年余りが経過しました。幸いにして感染状況は落ち着きつつあり、令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法での分類が5類に変更されました。新型コロナウイルス感染症の終息にはまだしばらく時間がかかりそうですが、ポストコロナに向けて大きな一歩を踏み出したと考えます。当院は新型コロナウイルス感染症の流行開始当初から、発熱外来や入院患者の受入れを行って参りましたが、今後も引き続き必要な医療を提供していく所存です。また来院される患者さんに安心かつ安全な医療を提供できるように、今後も引き続き必要な感染対策を講じて参ります。


当院の理念に掲げられているように、今後も質の高い安全な医療を提供するとともに、患者さんを中心とした医療の推進に努めて参ります。今後とも引き続き御支援をよろしくお願い申し上げます。



令和5年5月9日
独立行政法人国立病院機構東埼玉病院
院長 太田 康男


■過去のご挨拶

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