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リハビリテーション科


リハビリテーション科とは

リハビリテーション科と他の診療科の一番の違いは、「臓器の障害」ではなく「活動の障害」を治療する科であるということです。歩行の障害、手の器用さの障害、飲み込みの障害、集中力の障害、記憶力の障害などなど、これらは「疾患」ではなく「活動の障害」です。あらゆる疾患・外傷で生じる「活動の障害」に対して、患者さんの「臓器」ではなく「活動」に介入することで治療を試みます。「活動の障害」の治療にあたっては、患者さん自身が練習を積み重ねることで少しずつ生活を良くしていくことが基本となりますが、効率よく練習を進めるためにはコーチの存在が不可欠です。リハビリテーション科では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士、薬剤師、義肢装具士などの多職種が各自の専門性を生かしてコーチの役割を担い、チームを構成して患者さんとご家族のサポートを行います。
また当院のリハビリテーション科は脳血管障害や整形疾患の回復期リハビリテーションはもちろん、神経・筋疾患、呼吸器疾患、重症心身障害等の患者さんに対するリハビリテーションも実施しており、通常の急性期疾患だけではない「多様な視点」で患者さんと向き合い、質の高いリハビリテーションを心がけております。また「一人一人の暮らしに合わせたオーダーメイドのリハビリテーション」を目指しております。

リハビリ内容

リハビリテーション科専門医とは

リハビリテーション科専門医は、どのような障害が存在しているかを「診断」し、個々の障害に対してどの程度まで改善が得られるのかを「予測」し、実現可能な生活像とそこに至るまでに必要な計画を「デザイン」し、リハビリテーションの効果が最大限に得られるよう多職種から構成されるチームを「マネジメント」できることが大きな強みです。リーダーとしての役割だけでなく、内科的管理や障害を治療・緩和するための投薬など、医師だからこそ可能な方法でチームに貢献します。
※当院のリハビリテーション科専門医
リハビリテーション科専門医は日本全国で約2600名と医師の中でも希少な存在です(医師総数は約33万人)。埼玉県には約4000床の回復期リハビリテーション病床が存在しますが、埼玉県内の医療機関に在籍するリハビリテーション科専門医は約80名にとどまっています。当院にはリハビリテーション科専門医が2名、資格取得予定者を含めると常勤のリハビリテーション科医師が4名在籍しています(2022年10月現在)。日本全国でみても、50床の回復期リハビリテーション病棟にこれ程多くの専門医が勤務している施設は数える程しかなく、患者さん一人ひとりの病態や社会背景に合わせたきめ細かな対応が可能と自負しております。また、当院では慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室と連携し、質の高いリハビリテーション科医師を育成することにも力を注いでいます。

実績

研究内容

当院が選ばれる理由

#リハビリテーション科医の多さ

リハビリテーション科専門医とは

#365日対応の積極的なリハビリテーション
#快適なリハビリテーション室と自然豊かな環境
リハビリテーション室は約620㎡もの広さ(東京ドーム3個半)を誇り、平成24年に新棟が完成したタイミングでリニューアルされ、明るく清潔感のある空間となっております。

#豊富な経験を持つリハビリテーションのエキスパート
療法士(理学療法士22名、作業療法士16名、言語聴覚士6名、2022年度時点)は国立病院機構の特性上、機構内の急性期から慢性期、様々な特色ある病院を一定期間毎にローテートしておりますので、経験豊富で専門性が高いリハビリテーションが可能です。

#多角的な視点の家屋評価
他院では珍しいですが、当院では退院前の家屋評価に医師が同席する事が多く、より多角的な視点で退院後の暮らしをイメージし環境の調整を行います。また退院後の介護保険を利用したサービスの調整、訓練内容の指導も丁寧に行います。

#最新機器導入
随意運動介助型電気刺激装置(IVES)や嚥下障害に対する神経筋電気刺激装置(ジェントルスティム)など最新機器を使用したリハビリテーションも行っています。

#嚥下障害に対するリハビリテーション
当院では嚥下障害(口や喉に食べ物が残る、むせるなど飲み込みに関する障害)に対する評価や訓練を積極的に実施しております。必要に応じて、リハビリテーション科医師と言語聴覚士が合同で嚥下造影検査を実施し、客観的な評価に基づいた適切な食事形態や摂食姿勢・方法を提案いたします。

#多職種で行うカンファレンスときめ細やかな説明
リハビリテーション科医師が診察し、障害の種類・程度を把握し、どの程度の機能回復が得られるのかを予測します。患者さん・ご家族の希望を確認した上で治療計画を立案し、治療に関わる多職種(看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など)で方針を共有、定期的に患者様やご家族にも現状のご説明や今後の方針をご説明します。

#リハビリ室以外でのリハビリ
療法士と看護師が共同でプログラムを作成し、積極的な離床や病棟訓練実施を促します。

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